戦後怪奇マンガ史 (鉄人文庫)
戦後怪奇マンガ史 (鉄人文庫) / 感想・レビュー
きっしょう
「第一部 戦後怪奇マンガ史」「第二部 恐怖マンガの系譜」で構成。書店で見かけて躊躇なく買ってしまった。個人的には知らない作家さんが多いが、膨大な知識を体系化している労作。楳図かずお、日野日出志はもとより諸星大二郎やつのだじろう、手塚治虫、萩尾望都、美内すずえ、里中満智子など有名作家さんでも知らない作品ばかり。相当マニアックな人ではないと楽しめないような気がするが、資料としては案外貴重かも。山上たつひこ、池上遼一なども怪奇マンガを描いていたのは驚いた。
2019/03/27
ナツ
ホラー漫画、怪奇マンガを系統立てて本気で語っているので、それほど興味があるわけではないので自分には面白くなかった
2019/04/19
Rieko Ito
怪奇漫画好きにはたまらない一冊。まさに博覧強記だが知識が多いというだけではなく、分析内容も女の子と男の子の恐怖のあり方の差異など非常に興味深く読める。作者が志半ばで亡くなられたので、触れられていない作品が多々あるのが残念。
2019/05/04
直人
(私は知らんのだが)貸し本屋時代からの怪奇マンガの系譜についての本。 はじめて買ったコミックスが古賀新一先生の『私の肌に呪いの顔が』だった私にしてみれば,買わざるをえないような本。 詳しい。 ものすごく詳しい。 ひばり書房ファンは,読んで損はない。
2019/03/29
tban
連綿と連なる俗悪の歴史 怪奇は常にメインストリームとはならず、 俗悪の系譜だがその根は深く、他の系譜に 流行り廃りが起ころうとも連綿と命脈を保ってきた その歴史を深く考察した力作。懐かしい名前が ゴロゴロと出てきます。特に戦後のマンガ史を 振り返るのに意外な側面から考察した名著です。
2020/08/04
感想・レビューをもっと見る