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異世界迷宮の最深部を目指そう 16 (オーバーラップ文庫)

異世界迷宮の最深部を目指そう 16 (オーバーラップ文庫)

異世界迷宮の最深部を目指そう 16 (オーバーラップ文庫)

作家
割内タリサ
鵜飼沙樹
出版社
オーバーラップ
発売日
2021-08-25
ISBN
9784865549799
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異世界迷宮の最深部を目指そう 16 (オーバーラップ文庫) / 感想・レビュー

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よっち

彼の肉体を所持し、『血の理を盗むもの』ファフナーを従える『星の理を盗むもの』ラグネ。一番を目指し突き進む彼女を相手に、全人生を代償としたノスフィーがラスティアラたちとフーズヤーズ城突入作戦を開始する第十六弾。圧倒的な力で立ち向かうものを蹂躙するラグネ。カナミやラグネの過去も明らかになってゆく中で、大切なものを取り戻すため傷つくことも厭わずに突き進む献身的なノスフィーがとても眩しかったです。これだけ激動の展開が続いたわりには納得の決着でしたけど、でもほんとにヤバそうな気がするのはこれからなんですよね...。

2021/08/25

サケ太

いやぁ、すげぇ。凄かった。このスケールのデカい戦いが好きだ。

2022/01/11

のれん

最初から本作は本音のぶつけあいが激しい作品だったが、中でも本作は感情のデカさが違う。 「嫌いだけど家族」という作品は数多いが、好きという感情を生きるための偽物だとした上で、それも自分なのだというムチャクチャで、愛おしい結論は凄いと思った。 結局相手を信じ切れない二人は家族に愛されなかったわけだけど、一切の曇りなく父を愛したノスフィーは夢を叶えた。この対比に信じる無償の愛の強さを感じる。 さぁカナミが信じる愛とは誰へのものだろうか。 その強さを持ってして初めて妹という名のラスボスに相見えることが出来たのだ。

2022/03/23

彼方

あぁ…終わって、始まる…。世界の『一番』を目指すラグネの本当の生きる意味とあまりに遠く、ささやかな願いを求めるノスフィーの最期が、ついに…。合わせ鏡も同然の親和と親を想う子の願い、どうしようもなく確認したくなくて…それでも素直な光に包まれ直視させられる真実。苦難に満ちた道程を歩ききった切なさと晴れやかさ、そして美しすぎる舞台の上で人生を描ききってみせられて…webは既読なのですけど、放心状態になる読後感…。痛みを越えた『代わり』に宝空…戻れない後悔と未練…散りばめられた情景に至るまで一言一言が名文でした。

2021/08/27

フラチキさんです

★★★★★★ 本当に一気読み。ノスフィー自身は自らの『愛し合いたい』という未練達成のため皆に献身的な立ち振る舞いをしていたのかもしれないが、それを上回るほどの彼女の人を信じ、見捨てない自己犠牲精神には本当に感動したし好きになります。夢を叶う物として疑わず信じ続けた者と、夢を叶わないと知り諦めた者、夢を叶わないと知りながらも目を逸らし偽の幻想を追い求め続けた者である3人の対比が、本当に苦しかったり眩しかったりしました。最後には熱い心のぶつけ合いで、私の推しはやっぱりいぶそうだと再認識できる最高な巻でした。

2021/12/30

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