僧侶が語る死の正体
僧侶が語る死の正体 / 感想・レビュー
akihiko810/アカウント移行中
5人の著名な僧侶と「死」について考える本。禅僧・南直哉の項目だけ読む。印象度B 生きてる人は「死んだ経験がない」(生き返った人も結局は死んではいない)から、死については生きてる限り絶対にわからないし、語りえない。そして「死」が根拠なきように同じく、その裏側の「生」も根拠はない。仏教は、その根拠なき「死」を(そして「生を」)受容して生きる技。自己にたしかな根拠などなく、根拠がないまま自己を受容していくのだ、という南老師の「いつもの」話である。が、それが心地よい
2023/07/10
乱読家 護る会支持!
5人の著名な僧侶と一緒に死について考える本。南直哉さんの「仏教は、苦しみを消すのではなく、苦しむ自分を消去する」には、ドキリとしました。。。解決したくても、折り合いをつけたくても、考えても考えても前には進めない問題が人生は次から次へ襲いかかってくる。意味や自己への執着を捨てる、、、出来るかな、、、でもともかく、いつでも死ねるように生きるしかない。。。
2019/02/10
ミニジロー
生と死は一体のもので、死がなければ生もないという当たり前のことに気づかせてくれる。近代合理主義のせいで当たり前のことが見えにくくなったのか。「生と死を微分で考える」「死では終わらない物語」「死体と遺体と死者」「死に向って生きる技」「死なんて放っておけ」などが印象に残った。
2017/01/02
まさひーる
☆3.5 死を前提にした「生」について語った本。釈徹宗氏や南直哉氏が述べる人生における「物語」を私達は意識しなければならないと感じた。ただ生きるということの重要性が静かに染み込んでくる読後感がある。
2019/01/26
osakanazuki44
医師、ホスピス関係者と同じくらい死に接する機会が多いだろう僧侶。死体と死者は違う。死ぬ経験をしていないのだから、死後の世界を語れる者はいない。臨死体験も死にかけただけで死んではいない。
2018/12/07
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