仏教と科学が発見した「幸せの法則」
仏教と科学が発見した「幸せの法則」 / 感想・レビュー
りょうみや
ロボット出身の幸福学研究者の前野氏とテーラワーダ仏教協会の長老スマナサーラ氏の対談本。前野氏の本は何冊か読んできてその延長で読んだ。脳科学の知見から辿り着く境地と仏教の悟りが根底では同じものとわかるが、仏教は科学的と自称しつつ科学者の言う科学的とは違い、対談で様々なズレがあるところも面白いと言える。前野氏の考えを復習しつつ仏教の解説も分かりやすく読み応えがあった。
2019/10/26
江口 浩平@教育委員会
【対談本】 本の帯に茂木健一郎さんと池谷裕二さんの推薦とあり、迷わず手に取った一冊。仏教の教えと科学の知見とが重なるところが多々あり、惹き込まれるように読了した。日常的にあらゆる物事は縁起で起こっているのに、期待したり希望を抱いたりするせいで苦しみが生まれてくること。幸せになりたければ「いまの状況で満足する」技を身に付けること。(その技の一つがマインドフルネス)私たちのOSを貪瞋痴(欲・怒り・無智)から慈悲喜捨に替えない限り、何を学んでも幸せにはなれないこと。など、仏教の教えが散りばめられていた。
2017/10/29
まいこ
前野先生の受動意識仮説がとてもお気に入りなので。前野先生は脳の研究をしているうちに心は幻想だという結論に至り、科学的な手法で仏教の無常や無我のような穏やかな境地に達したんだと思う。スマナサーラ氏の言葉の多くに共感するけれど、一点、「心はエネルギー」(101p)で、あれ?と思う。運動エネルギーや熱エネルギーのような科学で扱えるエネルギーとは別の、心エネルギー?自分はやっぱり前野先生にすごく共感する。
2020/08/23
harhy
タイトルにあるように仏教と科学からの、土俵は違えども、先入観や偏見にとらわれずにするまじめなアプローチは、面白い。
2023/07/09
水の都
アプローチの仕方が新鮮だった。知人推薦書
2018/12/05
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