哲学する仏教 (内山興正老師の思索をめぐって)
哲学する仏教 (内山興正老師の思索をめぐって) / 感想・レビュー
SOHSA
《購入本》以前から興味のあった1冊。3人の僧侶とひとりの哲学者があるテーマについてリレー形式で自説を明らかにしていく。リレー形式とは言いながら相互に交わされるやりとりは鋭くスリリングで、読み手を惹きつけて離さない力強さがある。一堂に会した討論も捨てがたいが各氏の時間の中で個々の言説を明らめることで読み手の理解が深まる。私自身、永井哲学のファンのひとりではあるがそれを引いても最も腑に落ちたのは永井氏の言説だった。勿論、語り順の影響もあるが。ともあれ「仏教3.0を哲学するver.2」も是非読んでみたい。
2022/07/03
RKG
いやー。 面白かった。禅と哲学の相性の良さといったらこの上ない。 「自分」ってものを考える上ではとても有意義になるものですね❗ ただし、「自分」というものが本当にあるならば。
2020/07/12
脳疣沼
ネルケ無形の論考が一番面白かった。というのも、自分もネルケと同じような考え方の傾向というものがあるから。でも、その次に永井均の論考があって、ハッとさせられるものがある。一照、良道、ネルケ、永井、というこの順番は、本当に素晴らしかった。
2021/03/12
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