言葉である。人間である。
言葉である。人間である。 / 感想・レビュー
KAZOO
藤沢周さんが東京新聞に毎月1回3冊の本を選んで掲載されたものを2019年まで7年にわたりまとめておられます。3冊の本の選び方が面白くまったく関連がないと思いきやどこかでつながっている感じです。説明の仕方がうまく読みたくなる本が結構ありました。
2021/05/14
山のトンネル
「3冊の本棚」というコンセプトが面白い。また、各書評の最後にキャッチコピー的に3冊の本紹介をしているのだが、キャッチコピーが魅力的過ぎて紹介本への興味が喚起されずにはいられない。例①『五輪書』…「ただ読んでも強くはなれず。」思わずクスッと笑ってしまったが、「たしかにっ」と唸る名キャッチコピーはさすが芥川賞作家の実力か。例②養老孟子『文系の壁』…「つまり理系の壁も見えてくる。」これも秀逸。例③川端康成『山の音』…「淫猥という崇高なる芸術塊。」何だこの本は読んでみたくなるじゃないかっ!と思わせてくれる。
2020/12/09
いのふみ
書物を読むということは社会を考えることであり、社会を考えるためには書物を読まなくてはならない。しかし本を読むのも才能が要るのだと痛感する。
2021/04/22
いのふみ
全冊、読みたい。と言っても過言ではない。これは評者の文が巧いからだろう。
2021/04/25
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