プレッシャーに負けない方法 ―「できるだけ完璧主義」のすすめ
プレッシャーに負けない方法 ―「できるだけ完璧主義」のすすめ / 感想・レビュー
豆ぽち
生きづらさの根本に完璧主義があったと知る。精神不安定な母の元で育った私は、いつ怒られるか分からない生活のなかで母を怒らせないように完璧を求めるようになっていった。完璧主義の元には、不安が横たわっている。予想外の良くない出来事に、私は足が竦んで呼吸が浅く苦しくなる。ポジティブ思考に変えるのでは無く、苦しくなってしまう自分を認める。それぞれの事情の中でそれぞれの現状は必然であることを心に留め、他者から見て完璧でなくても私もあなたもそれぞれがそのままで完璧であり、また誰もが完璧にはなり得ないことを知った。
2017/12/22
MOCCO
久しぶりの水島さん。さらっと読めて分かりやすい。「マイナスの完璧主義は引き算」、「ましは、増し」など、伝えにくい思想がうまく言語化されていて、いつもながら凄いなぁ〜と思った。
2016/11/18
にゃも
パラパラと目次を眺めていたら『0か100か…』という文字が目に留まり読んでみることにした。そう、私はたぶんマイナスの完璧主義。どうしても物事を引き算で見てしまいがちだ。挙げられている例がいちいち自分に当てはまり笑ってしまった。特に目新しいことが書かれているわけではないが、柔らかな文章に心が和む。水島さんの本をもっと読んでみようかな。
2015/09/19
へそ
この本には日常生活を送る上で「○○しなければならない」と考えてしまう人たちへの処方箋が書かれてあります。その処方箋とは、山登りで例えると、まだ頂上ではないと考えるのではなく、ここまで登れたと考える「まし(増し)」の考え方にシフトすること。やった方がましという言葉を増しと置き換えた著者の発想に感心しました。
2015/03/24
ダルちゃん
1年前に転職して、仕事や人間関係に悩んだことを思い出した。しばらく負のスパイラルにはまった原因は、私自身のマイナスの完璧主義のせいだったようです。読み始めてすぐに、あまりにもそのときの自分に当てはまりすぎていて驚きました。少しでも前に進んだことを増しと捉えることは心に留めておきたいです。反省したのは、周りの人たちにも自分の価値観、完璧主義を知らず知らずに求めていたかもしれないこと。この本に出会えて、この時期に読むことができて良かったです。
2016/02/27
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