破れかぶれの幸福
破れかぶれの幸福 / 感想・レビュー
パフちゃん@かのん変更
佐藤愛子さん40代の頃のエッセイ。今94歳だそうです。表紙のお写真お綺麗です。これは何歳なんだろう。2番目の夫が破産し、借金を全部引き受けた愛子さん。強い人です。子どもの頃は引っ込み思案で結婚して鍛えられたそうです。新聞のいじめの記事を読んで「けしからん」と怒ると小学生のお嬢さんが続きのセリフをもう覚えてしまって全部言ってしまうとか。遠藤周作さんとの会話も面白いですね。
2017/09/20
瑪瑙(サードニックス)
著者が40代の頃に書かれたとのことで血気盛んな言葉が連なっている。義母と同年代なので義母が言っていたのと同じような内容が出てくる。きっと義母は共感しながら読んでいたのだろう。内容でひとつだけ気になったのは著者が算盤が必要ないと述べた箇所。算盤は脳の発達を促すし計算も早くなるし良いと思うのですがねえ。
2021/01/11
なるみ(旧Narumi)
佐藤愛子さんが直木賞受賞後の40代の頃に書かれた短文集を2017年7月に復刻した一作とのこと。初めての佐藤愛子さん作品でしたが、遠藤周作さんや川上宗薫さんとのあれこれにふふっと笑いながら読みました。
2018/02/17
やっち
現在94才の佐藤愛子さんが40代に書かれたエッセイ。知り合いの方から面白いわよと貸していただきました。いまの私より年下なんですよね、この時の佐藤さん。波瀾万丈で、でも前向きで痛快なエッセイでした。同じような考え方や生き方は出来ないけれど、こんな強い生き方があるんだと感心しました。
2017/12/01
しらたま
新作が予約待ちなので借りた、愛子さん40代の頃のエッセイの復刻版。今にも通じるものもあり、楽しく読めた。狐狸庵先生エッセイにもよく登場していたので、彼女側からの目線も面白い。 愛子さんが50歳年をとっても変わらないことがあるのも、恐ろしいコト。家計と家事を心配し羽目を外せない主婦たちが変わるには、あと何年かかるのか・・・ケンカの真理「言った強者より言われた弱者の方が、辛く淋しい」 言われる側の責任は? 亭主の膨大な借金を背負う自由を果たした愛子さんには、何も言えませんが。
2020/12/04
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