ポイズンドーター・ホーリーマザー: 大活字本シリーズ (下)
ポイズンドーター・ホーリーマザー: 大活字本シリーズ (下) / 感想・レビュー
gorico
6つの短編が収められているが、やはり表題作がスゴい。「事実は1つしかないけど真実は人の数だけある」というTVドラマのセリフを思い出した。違う角度から事実に光を当てれば別の真実が浮かび上がり、虐げられた娘はポイズンドーター(毒娘)に、毒親はホーリーマザー(聖母)に変容する。ひとつ確かなのは、母は誰も皆かつては娘だったということ。それが毒親問題というか母娘問題のアルファでありオメガなのだろう。
2024/01/29
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