[復刻版] 大衆明治史 上巻(GHQ焚書書籍)
[復刻版] 大衆明治史 上巻(GHQ焚書書籍) / 感想・レビュー
はかり
あの大作家である菊池寛がこの本を執筆し、戦後,GHQが発禁処分にしたとか。内容はほぼ知っていることばかりで天皇礼賛が頻繁という歩でもないので、発禁処分の意味は分からない。しかし、あの時代の気分が良く知れる名著であり、後編をまた読みたい。
2022/09/22
BATTARIA
GHQに発禁にされた幻の名著、これは日本国民全員必読だ。国粋主義でも反権力でもなく、本当に客観的に明治の日本を捉えている。太平洋戦争の敗色が明らかな昭和18年に刊行されたのに、まるで現代の論客かと何度も錯覚した。それは即ち、政府と国民、官僚と政党、与党と野党の相互不信による未成熟な議会制民主主義が、明治の頃から全然進歩していないという残酷な現実を見せつけられ、嘆息する他ない。西郷隆盛や大久保利通や伊藤博文のような傑物がいないと物事が進まない明治政府を、大正昭和で克服できなかった禍根は大き過ぎた。
2023/01/04
ikedajack
GHQが禁じた真の日本の姿を期待して読みましたが、そこまで興味深いものでは無かった。昔の仮名遣いを読みやすく編集はされてたが、読むのに少し骨が折れました。下巻も一応読んでみます。
2022/10/08
kameyomi
明治の成り立ちの細部、暗部が、学術書と違い分かりやすく伝わってくる。教科書に出て来た誰でも知っている人物達の性格が浮き彫りになっているところが興味深い。ノンフィクションということだが、菊池寛の視点が多分に入っているので、半分フィクションの様に感じてしまう。もっとも、そうであるから面白く読めるのだが。
2023/05/03
Hiroki Nishizumi
思っていたより普通の内容だった。特に驚くようなところも首をかしげるようなところもない。帝国主義の時代ではこの選択肢しか無かったのではないかとも感じる。
2023/03/27
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