マンガ歎異抄をひらく
マンガ歎異抄をひらく / 感想・レビュー
それいゆ
親鸞の教えは「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」、この一文に尽きます。五木寛之の「親鸞」をもう一度読み返してみたくなりました。唯円について書かれたものも読んでみようと思います。
2021/03/16
HIRO1970
なるほど、 一部だけでも、 理解が進みました。
2023/01/31
Natsuko
歎異抄を読了するも難解で理解出来ず、マンガに手を伸ばす。悪人正機説の真意等、今度こそ分かりやすく学べたが、何より心に落ちるものがあった。賢い少年平次郎(後の唯円)が、親鸞に出会い学び続け、物乞いとなった幼馴染と再会し、恋心に気づき結ばれる…そんな姿が初めは意外だったが親鸞も法然も唯円も、私達と同じ人間、親がいて仲間がいて恋もして、愚痴も妬みも持ち、煩悩にまみれていたのかもしれないということ。幼馴染のアサ視点のサイドストーリーが読みたいと言ったらあまりに不届き者過ぎるだろうか。
2021/08/28
れい
【図書館】異なるを嘆いた書という意味だったんだ!親鸞の教えを曲解するものが出てきたことを嘆いて、正確に伝えようと挑戦した書物のようだけど、やっぱりこれでも曲解されるのでは。『一切の善は無用』とか言われると‥‥で、『悪人の方が往生できる』と言われたら、正しくいきようとすること自体バカらしいと思えるかも。実際は、生きているだけで罪深い我らは、等しく罪人であり(キリスト教みたいだな)、罪深きものこそ阿弥陀仏に帰依することで現世での幸せに近づく‥‥ということのようだが。漫画は分かりやすかった。
2021/11/10
ひめぴょん
親鸞聖人と唯円をはじめとするお弟子さんの話をマンガで描いて、解説がついているという構成です。仏教関連の本はそれなりに読んでいるつもりでしたが、どうも禅宗のものが多かったためか、親鸞の考え方がしっくりしません。同じ仏教でも多くの派閥に分かれていて、ずいぶん違う感じがすることに驚きを感じます。分かったふりをするのがいちばんよくない。この世は人の力ではどうにもならないことばかり。思い通りに他人を救うことはできない。念仏を称(とな)えても、亡くなった者を救うことはできない。親鸞はなき父母の追善供養に、念仏一遍いま
2021/07/09
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