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ある殺人鬼の独白 (TO文庫)

ある殺人鬼の独白 (TO文庫)

ある殺人鬼の独白 (TO文庫)

作家
二宮敦人
出版社
TOブックス
発売日
2022-05-02
ISBN
9784866995090
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ある殺人鬼の独白 (TO文庫) / 感想・レビュー

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mihya

殺人を犯した人物がその理由を語る短編7つ。趣向を凝らしてあるなと思ったが、基本的に異常な思考または嗜好を持つ人物が多く(そうじゃない人もいるけど)、ちょっと突飛すぎる気がした。 「沸騰」と「信頼」はある意味笑えて良かった。 「ある殺人鬼」とはこの7人?それともプロローグとエピローグを語る人物かも?

2023/01/19

Takeshi Kambara

七人の殺人鬼が動機や方法を独白するという少し変わった短編集なのだがどの殺人鬼もかなり異常者ばかり。動機も殺害方法も多種多様で飽きずに最後まで読んだ。また、どの殺人鬼も悪意剥き出しではなく一般市民の顔の裏で平然と殺人を行っているのでそこもまた恐ろしい。帯に「これは真実です」と書かれていたりまえがきからあとがきまで本当にあった出来事のような扱われ方をしていて一瞬ノンフィクションかと思ってしまうほどリアルでゾッとした。全編通して非常に気持ち悪くて背筋が凍るので残暑厳しい今年の秋の夜長に丁度良かったです😱

2023/09/28

さこぽん

殺人鬼たちの独白文集。殺人鬼が殺人に至る経緯が書かれているが、殺人鬼もいろいろだなぁっと。特にオチもなく、そこにびっくり。ミイコの「みんな誰かをちょっとずつ殺してる。自分も誰かにちょっとずつ殺されてる。」の言葉が刺さった。

2022/08/05

ayumii

最初の話が酷すぎて読むのをやめようかと思ったけど、やめなくてよかった。それぞれの殺人のやり方や、そこに至る経緯が全部違っていて、ずっと飽きなかった。事件として認知されていないのもあって怖い。二宮さん、こんな話も書くんですね…

2023/01/10

キナコ

殺人を起こした7人の短編。各殺人犯の視点で、何故殺したのかを語っていく。殺人描写は少なく、どちらかというと何故『殺す』という選択肢を取ってしまったのか、内面的な葛藤・理由を述べている。中には虚言癖の者もいて、本人にすら何が本当なのか分からなくなっているものもある。どの殺人犯も自己中心的な考えが多く見られた。これが短編でサクサク進むから、時間の合間に読みやすく、楽しめたと思う。

2022/05/30

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