子どもの本の世界を変えたニューベリーの物語
子どもの本の世界を変えたニューベリーの物語 / 感想・レビュー
アキ
1713年イギリス・レディングの町で農家の子として生まれたジョン・ニューベリーは、小さい頃から本好きだった。18世紀子供には説教くさい詩やキリスト教の本なんかを読まされていた。大人になって成功するとロンドンでジョン・ニューベリー社を作り子供のための本「小さなかわいいポケットブック」を作った。おまけ付きで。雑誌にはなぞなぞや物語を載せた。子供用の小説も出版した。彼の死後、約150年してアメリカで世界初の児童書の賞を創設した。「ニューベリー賞」今でも毎年、アメリカ児童文学に最も貢献した作品を表彰しています。
2020/10/21
oldman獺祭魚翁
図書館 子どもの本に与えられる最高の賞の一つ「ニューベリー賞」 その名前の元となった英国の出版人ジョン・ニューベリーのお話を絵本で描いたもの。 子どもの本と言えばキリスト教の本や、抹香臭い教訓話しかなかった時代に、子どもが読みたい本を出版。ここから英国の児童書の世界は始まった。長文の感想はこちらです⇒https://www.honzuki.jp/book/293123/review/252993/
2020/10/22
アナーキー靴下
アメリカの児童文学賞「ニューベリー賞」のもとになったジョン・ニューベリーの伝記を絵本にしたもの。当時は子ども向けの本がなかったとか、ニューベリーの実績とか、初めて知ることばかりだ。でもそれ以上に、ニューベリーが子ども向けに考えていったことの一つ一つ、私も子どもの頃こういうものにワクワクしたな、思い出させてくれるようなもので、想像以上に大きなことを成し遂げてくれた人だったのだと、感謝の気持ちでいっぱいになった。確かに幼少期はイソップ童話好きじゃなかった。絵や全体的な色合いとかも、何だか無性に懐かしくなる。
2020/11/29
たまきら
ニューベリー賞って、ニューベリーさんなんだ!知らなかった!(妹はもちろん知ってた…)図書館にも最初子供が入れなかったという絵本は読んだことがありましたが、知識を得る権利がある人が制限されていた時代って考えられないです。活字・絵本中毒の自分は、ただただこの人に感謝ですね。ありがとう!これからもよろしくお願いします。
2020/10/30
なつきネコ@中の人だよ!
子供のための本を作り初めて出版した人、ニューベリーの話。この人がいたから絵本、児童書、果てはラノベやマンガなどもできたのかな。大人に娯楽の本があると言っても、やはり硬い教養本がほとんどだっただろうし。そういう意味では子供むけ娯楽本を広めた人。大人が読書がすきなら子供にも好きな物語があるかもしれない。受け入れる相手を広げることは成功の始まり。児童書の誕生。児童書の賞ニューベリー賞の名前にもなっている。児童書の発展や今まで読んだ児童書とかを考えるとと感慨深い。
2023/12/30
感想・レビューをもっと見る