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あかるい花束

あかるい花束

あかるい花束

作家
岡本真帆
出版社
ナナロク社
発売日
2024-03-28
ISBN
9784867320273
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あかるい花束 / 感想・レビュー

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シナモン

とても良かった。表紙の色、ところどころ差し込まれた花のイラストも素敵。繰り返し味わいたい一冊。 💘「新月」と名付けた人を称えたい光らなくてもそこにあるもの💘飼い主を決して疑うことのない犬の光のまっすぐなこと💘どの道を選んでいても不安という悪魔にあうの?なんだ、よかった💘はつなつは日々が祝祭真っ白なスピンは本の中でも光る

2024/05/20

はっせー

岡本真帆さん。この方は私が短歌をハマったきっかけになってくれた本の著者である。前作『水上バス浅草行き』を読み短歌を魅力に見せられた。本作は岡本さんの第2歌集となっている!前回より緻密さや言葉の豊かさが増している気がした!どの歌も誰かに刺さるようなものになっており私も何個も心に刺さった。こういった歌集は定期的に読んで心を落ち着かせたいと思った!

2024/05/22

あや

第一歌集がとても良かったので手に取る。歌集の前半に好きな歌が多かった。お花と犬を詠んだ歌が良い。手の中に収まるサイズなのも心地良い。  フリージアラナンキュラスを左手に、マクドナルドと鍵を右手に/内側をまるごと差し出せる人に二度と会えないような気がする/忘れない 急行列車の止まらない駅は明るいままに流れて/薄明るい日々に祈りの梅仕事 光れよミラーボールのように/のぞみって呼ばれる箱で眠るからゆめまで細く柔くたなびく

2024/04/20

みねね

p.50 どの道を選んでいても不安という悪魔にあうの?なんだ、 よかった ヤバ忙しい日々、極限までとっ散らかった部屋の中で、第一歌集を流し込むように読んだのが2年前の春。今はあの頃よりも忙しいし、仕事はクソだし、精神的な余裕もないし、前に進んでいるはずの人生は後ろ向きのベルトコンベアの上、ランニングマシーンに錯覚することもあるが背後には紛れもない奈落だ。それでも、うたと向き合っているときだけはまっさらな自分でいられた気がする。/前作より切れ味の鋭い短歌が増えていて、岡本真帆も戦っているんだなあと思った。

2024/10/03

水色系

タイトルの通り、ほんとにあかるい花束のような歌集。しゅくふく。これから泡がしゅわしゅわしてるのを見るとそんな言葉が浮かんできそうだ。以下引用→だいじょうぶな嘘をときどき混ぜながらわたしの安全地帯を守る(P17)/乗り物は動く光源 光源を動かすことのできる人たち(P138)/あなたとの日々をなんども再上映してる小さな部屋にまた春(P157)/しゅくふくとはじける泡が光ってる 祝福 きみにはじめましてを(P168)

2024/08/15

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