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天音

天音

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作家
古川日出男
出版社
インスクリプト
発売日
2022-11-20
ISBN
9784867840023
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ジャンル

天音 / 感想・レビュー

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さっとる◎

どこに行ってもCOVIT-19なのでどこにも行けなくなった。羽があっても飛べないまま2回か3回雪が降って、溶けた。7日間で食糧は尽きる。だけどNO、7日間あれば天地創造ができる(7日目は安息の日)。だからON。ワタシハウイルスト共生シテイマセンをQ.E.Dしてね(お金がかかります)。翼がないならある羽(田)で。「即効薬のような詩行がほしい」なんて自動筆記できちゃうだけで、空に、宙に、天に、音って思うよ。ノートブックがあってよかった。脳とブックがあってよかった。さあ歌ってゆこう、ここが最高峰/ここが最後方!

2022/12/24

sucksuckhello

昔のインタビューなどを読むと、古川日出男は詩的な作品を書くが、詩は書かない、ということを言っていたと思う。そんな彼が出した初の詩集は、音としての言葉へのオブセッションが全面にあり、どう読んでも古川日出男のものであった。(ホントがフィクションかわからないけれど)2022年に海外旅行に行ったことを踏まえて書かれたと思しき詩集で、日本と海外のcovid-19対策の違いが詠まれているが、古川日出男は元来二分されたもの(世界、組織、人間関係、モノetc)に異物を落として「感染」させていく作家であることに気がついた。

2023/01/16

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