これが答えだ!: 新世紀を生きるための100問100答 (ライターズ・デン・ブックス no. 2)
これが答えだ!: 新世紀を生きるための100問100答 (ライターズ・デン・ブックス no. 2) / 感想・レビュー
nobody
映像のある時代でよかった。宮台が朝生で醜態を晒し後日「全部計算通り」と勝ち誇っていたのをよく覚えている。回答は彼の主観でありそれを「社会学的には」といった普遍性で眩す。「成熟社会」の欺瞞的構造には触れず全て「複雑化」の一言で済ます。宮台の自己規定は「リベラリスト」だがこれは彼以外の用語法とは異なる。「淘汰」の頻用から察せられるように露わにはせぬが強者たる己の立場から弱者滅びるべし、またそれが「社会システム理論」に適うと思っている。恐らく彼は時代を席捲する(した?)だろう。そしてその跡には何も残らぬだろう。
2018/08/01
阿部義彦
なにかと、話題になる、宮台さんの一問一答形式の回答。私からすると、ニヒリズムとも取れるんだよなあ。今だにじぶんはこの人を好きなのか嫌いなのか、決めかねている。この本の頃は、ライターと事実婚をしていたが、後にクリスチャンのお嬢様と正式に、結婚する当たりから、言ってる事と、やってる事違うじゃん、てなり、興味を失いました。意外に保守的かも。挑発するのは、芸風か?私には、ピンと来なかった。
2015/04/30
ベニテングタケ
面白かった。今と状況が変わっているところもあるが、今もラジオ等で宮台先生が話しているような活用可能な情報も多くあった。成る程、宮台先生とはこんな人だったのか!
2011/03/06
anchic
宮台氏のいいところは紋切り型の回答ではない点にある。しかし、考え方の根拠は理路整然として経験や実感としては妥当に見えるが、その根拠となる明確なデータをあまり示していない点は弱い点だと思います。でもとてもすごい人であることは間違いありません。
2010/10/24
Satoru Sekine Tayama
自分的クラシック。私は今だに宮台右派だと思っています。アマゾン1円なので、今20代の人は一度目を通しておくと宜しいかと思います。若い人にモノの良し悪しを伝えるような年齢に自分もなってしまったのかと少々残念だが、立場を受け入れるよりないね。
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