男を抱くということ
男を抱くということ / 感想・レビュー
かやは
この本が出たのは2001年。その頃に比べれば男女平等の価値観が浸透しているかもしれない現代だけれど、性行為においては、男が主体で女が客体ということは変わっていないだろう。そんな時代に斎藤綾子氏、南智子氏は「男を抱く」ことを実践していたという。女体を持ち、女性として生きていても、精神性の100%「女」として生きているわけではない。女性がいつでも受身というわけでもないし、精神的「男性」となって「男を抱く」こともできる。
2019/08/01
tom
男性の性について、女性が語る本。性的なことは、とても大切なことなのだけど、これをきちんと語ることはとても難しい。そのあたりのことを、女性が語るということが面白くも不思議。男の問題なのに、男が語ることはないのですよね。もう少し、まとまっていたら、良書になったかもと思えるのが、少々残念なところ。
2013/09/05
tan_keikei
セックスや性幻想について女性達がおおらかに語りあった鼎談集。性幻想というとフェティッシュな方面になりがちですが、男女の性愛の中でのそれぞれの欲望の満たし方について語った本は希少だと思います。現在はananのセックス特集などもありますが、こちらはテクニックより相手や自分の性幻想を重視した上でのコミュニケーションとしてセックスを捉えています。若い方にこそ読んでいただきたい一冊。たぶん気が楽になります。
2011/05/22
Ai Camo
アダルトハウツー本かと思いきや男性女性のセクシャリティーについて言及してある面もあり非常に興味深い内容となっていた。男性を抱くという女性からみればあまり馴染みのないようなことでも、これから男女対等な世の中になって行くに連れてそういったメンタリティは時々必要になるのかなと思ったり思わなかったり
2016/10/08
ある子
似てはいるが三者三様の意見が面白く、サクサク展開されるので一気読み。テーマや章に分けてはいるものの、何度も同じ事柄が出てくるので、もう少しうまくまとめれなかったのかという疑問は湧くが。
2015/10/02
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