哲学を疑え!: 笑う哲学往復書簡
哲学を疑え!: 笑う哲学往復書簡 / 感想・レビュー
いろは
歴史上の哲学者がほとんど出ない、固くも難しくもない、この形によくある、考え方を教えてくれる作品だった。文体が柔らかく、本当に笑わせてくれて面白かった。知的ユーモアを教えてくれて良かった。「どう生きるべきか?」「どうすれば幸福になれるか?」「『正しい』とは何か」がテーマの内容。最後の対談場面では、哲学者とはどういう人なのか。哲学者のものの見方、考え方など、哲学者についていろんな事が述べられていて、結構の読み所。ただ、本物の哲学好きにはオススメしない。「哲学がよくわかっていない。」という哲学者の作品だから笑
2017/10/28
BIDDULPH
ツチヤ教授が一貫して不機嫌だ。本気で不機嫌な風に感じる。少し真剣になった教授を知り、イメージが変わった。
2013/08/07
りん
「哲学」が分かるというより、「哲学者」にはこんな人もいるんだなということが分かった気がします。"幸せに生きるには"という問題を哲学者の土屋先生に相談するという内容ですが、全くもって答えは出ず、何となくはぐらかされているような気持ちになります。ですが、哲学とはそういうものである、と本書ではまとめられており、それを一冊通して説明してあるような内容です。哲学の知識を得るというよりかは、2人の手紙のやりとりを楽しむと言った色の強い作品だと思いました。軽い気持ちで読むといいと思います。
2020/12/18
朱音
哲学者・土屋先生とコラムニスト・石原氏の往復書簡集。もうこれが笑えるのなんのって!…相手の言うことは全て誉め言葉と曲解し、質問には屁理屈で答え、結局何が言いたいのやら煙に巻いてしまうという…これが哲学の真理?…素晴らしい。すべての屁理屈こね屋さんへ、推薦図書。…読んで怒っても責任は持ちません。私は面白かった。
2002/01/02
感想・レビューをもっと見る