バ-ナビ・ラッジ: 新訳
バ-ナビ・ラッジ: 新訳 / 感想・レビュー
mak2014
1780年のゴードン騒乱という日本ではほとんど知られていないと思われる歴史的事件を取り込んだディケンズのあまり知名度のない一作。主人公のバーナビ・ラッジに魅力を感じられなかったせいもあるが、面白みに欠く歴史物。内容だけでなく田辺洋子氏の翻訳にも違和感が。漢字の使い方が独特なのはいいが、独特な使い方にはルビがなく、普通に読める漢字にルビを振っているというちぐはぐさ。非常に読みにくい。本作も含め『ドンビー父子』『ニコラス・ニクルビー』などどこか新訳を出してくれないだろうか。
2013/08/04
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