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神々の山嶺 全5巻 (愛蔵版コミックス)

神々の山嶺 全5巻 (愛蔵版コミックス)

神々の山嶺 全5巻 (愛蔵版コミックス)

作家
谷口ジロー
夢枕獏
出版社
集英社
発売日
2003-09-10
ISBN
9784871188944
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神々の山嶺 全5巻 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー

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GEL

攀じる(よじる)―のぼるためにすがりつく。また、すがりついてのぼる。造語なのかなあ、と思ってたった今ググった。言葉の精度がすごいなあ。登攀って、つまりそういうことなのだ。原作と作画がこうも正しく出会った例はなかなかない。語られるべき物語の文体と、確かな画力が出会った希有な例だと思う。

2012/03/27

キャベツ

劇画には、「生の言葉」を喋らせるというより、劇としての言葉を喋らせる特色があると思う。調った言葉、贅肉が削ぎ落とされたようでいて、滋養を逃がしていない言葉。谷口作品独特のネームのリズムが、剛健な画風と交じり合い、山という峻厳な領域を描破していくのがひどく快い。快いのに、そこにある死とか集中力の限界のような、冷酷な瞬間が如実に描かれるのもまた凄絶。ハードボイルドなのに、男性の特権を描いているふうには見えないのが新鮮だった。人間が持つ、野性とも強欲とも無心ともつかない不気味なものが描かれてるような……。

2010/09/22

psi_x

何度でも読めてしまう。

Hiroyu Nakajima

読了

2015/12/02

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