ゴドーは待たれながら
ゴドーは待たれながら / 感想・レビュー
v&b
面白くてスルスル読めた。解説は大澤真幸氏。
2012/06/08
Eeyore
古本で購入。「待たれながら」って!なに!とおもいながら楽しく読みました。
my_you
ベケットの翻案劇であるが、台詞回しの軽妙さからいっても、主題の取り方からいっても、原案に劣るところはないように思われる。その一方でこちらを読み終えた時になんとなく読後感が薄いのは何故だろう。それはゴゴ、ディディという二人が、まさに二人組であるという運命共同体的な性格がもたらす、ある種の希望に欠けているためか、それとも、希望の対象であるゴドーが一切の希望を剥奪されているという、それこそ終末的な様相に草臥れ果てたためか。ここでは、既に全てが終わっているのだ。
2010/08/28
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