定本 不条理日記
定本 不条理日記 / 感想・レビュー
へくとぱすかる
まさか吾妻先生が亡くなられるとは思っていなかった。かつて楽しませていただいたので、追悼として再読。少年マンガとしての画面・タッチにもかかわらず、存分にSFネタを想像にまかせて繰り広げる世界は、ギャグや冗談に満ちているだけに、いっそう不条理度が増しているようだ。意図的に夢の進行のしかたを取り入れたかのような展開が、予想できない面白さを作っている。
2019/10/22
ほしけも
やっと読めた!感無量。 当時のSFファン向けのパロディがたくさんあって わかるのもありわからないのもあり… 虎よ、虎よ!のパロディが好き。 電車が行ってしまって思わず復讐を誓った! ダイナマンの年か…はしばしに時代を感じてイイですね。
2014/09/30
龍國竣/リュウゴク
序盤の日記形式で一日を一コマで描いている部分は、突拍子もないことを次々に展開していき、滑稽そのものである。しかし、その最初のコマが「○月×日酒を飲む」でありアル中になるかもしれないという作者の独り言から始まる時点で、深刻さを感じてしまう。
2014/03/04
DWAT
ある特定の世代には、この本は「SFの茫漠とした世界を記号化して一気に広い分野へ侵食させた」という功績を色々と身にしみて記憶しているものと思う。しかしそれゆえ、今の人には、当時のSFの時代的背景やファンのマインドを知らずに読むのは難しいかなとも思うので、その場合には資料解析スタンスとして、当時のフォロワー(とりみきなど)の自伝的作品と併読することをおすすめしたい。
Machina Sapiens @人工無能
SF者 Machina Sapiens こと私が、SF大会の存在を初めて知った作品。(もちろん奇想天外社版でだが)
2016/11/25
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