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完全自殺マニュアル

完全自殺マニュアル

完全自殺マニュアル

作家
鶴見済
出版社
太田出版
発売日
1993-07-01
ISBN
9784872331264
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完全自殺マニュアル / 感想・レビュー

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青蓮

久しぶりの再読。この本を開く時はメンタル病んでる時。本書を読むと死にたい人がいっぱいいるんだなぁと何だか自分を肯定してくれるようで安心する。薬物、首吊り、飛び降り、頚動脈切り、飛び込み、ガス中毒、感電、入水、焼身、凍死、その他の自殺方法を紹介。自殺マップ付き。情報が古いのでこれだと死ねないよねっていうのもあるけれど興味深い。読んでると不思議と死ぬことが馬鹿馬鹿しく思えてくるので、そういう意味では私にとってこの本はお守り的な本なのかも。姉妹本の「自殺のコスト」も読んでみたいので探します。

2017/08/18

中玉ケビン砂糖

、読む必要性があったので読んだ(別にぶっそうな話ではないのでご心配なく)、鈴木成一デザイン室のお仕事が本当に素晴らしいと思う(中身がどんなに唾棄すべきものであろうと)、特に薬物の項目は実に興味深かった、この本が世に出たのは93年とある、時期的に、多分バブルがはじけたもののまだそれが一過性のものであろうと楽観視され、震災もオウムもまだ潜伏期だった、良く言えば安穏で、悪く言えばアホな頃だったと思う、向精神薬が普通に市販されている前提とかすごく時代を感じる、『バトルロワイアル』と同じくらいだっただろうか(間違っ

2015/05/12

jam

医学的興味により発売当初に購入したが、当時、物議を醸した。そして、非寛容は加速する。物事の過程や真意を推し量れない者に、この本が受け容れられることはない。作品は「メメント・モリ」である。死を具体的に考えることで、かろうじて、この1日を生きられる人もいるのだ。死は、ある意味(人には)では救いであることも、知らねばならない。残される者に消えぬ十字架を背負わす行為であることを、逝く者はわかっている。それが抑止力にならぬほどの選択の先にあるものが、安寧であり赦しであり、絶望だけではないことを、ただ願う。再読。

2016/07/04

青蓮

444冊目(今月44冊目!)に選びました。何度読んだか知れない本。鬱状態が酷い時、死にたくなる度に読んでました。薬、首吊り、飛び降り、手首・頸動脈切り、飛び込み、ガス中毒、感電、入水、焼身、凍死…自殺も選り取り見取り。自殺マップのオマケつき。データが古いので、これを見本に死ねるかどうかは別として、読んで「自殺気分」を味わうのもまた一興。読んでみて「くだらない本」と思えたらそれは健全な証拠。私は健全ではないので、これからも、度々この本のお世話になるかと思います。

2015/09/28

ハタ

服薬、首吊り、飛び降り、焼身etcとありとあらゆる自殺方法について詳細なデータが載っている本著「完全自殺マニュアル」(1993年創刊という事もあり古いデータが目立ってきている)実際読んでみて衝撃的な一冊であり、「自殺者の為に、生きる事に疲れた人に死という選択を」というキャッチコピーから微動だにブレない視点、文体には恐怖感を覚える。しかし反面、憲法第25条や生命の大切さを謳う言葉が表裏を秘めている点を自殺者達の判例・遺書から感じたのも事実でした。ちなみに最も多い自殺の原因は昔からやはり「いじめ」のようです。

2016/07/21

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