バイエル なつびより
バイエル なつびより / 感想・レビュー
ぐうぐう
1994年から1995年に女性誌に掲載された作品を収録。当時、主に青年誌でポツポツと発表していたやまだないとが、女性誌に舞台を移し、手探りで描いていたのだろう感じが、読むと伝わってくる。自信たっぷりなわけではないが、かといって迷っているわけではない。無理やり言葉にするなら、所在なさげな佇まい、か。あとがきでその頃の作品を振り返り、「居心地悪げな顔をしている」と、やまだ自身が吐露している。(つづく)
2020/07/11
pochi
1999年 5月17日
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