批評空間 2-21
批評空間 2-21 / 感想・レビュー
ころこ
ジジェクやハートの翻訳文をみると、『ゲンロン』でグロイスやプラープダーなどを積極的に訳している意味が分かってきます。東との決裂の共同討議「いま批評の場所はどこにあるのか」のために入手した再読です。形式的な批評はもはや形骸化しているのではないか。批評のテクストの外部もまた批評であり、その様な状況ではコンスタティヴとパフォーマティヴを分けない郵便的な方法でしか批評は成立し得ない。新人の単著の反応としてあまりにも防衛的な反応でにもかかわらず、現在でも『存在論的、郵便的』は『構造と力』と共に単行本で売れています。
2020/04/05
ポカホンタス
佐々木敦『ニッポンの思想』講談社現代新書でこの雑誌の共同討議が取り上げられていて興味をもって古本を購入した。ゼロ世代の幕開けの時に、歴史的な討論会。感情むき出しの激突で、ほとんどののしり合いに近いが、プロレス的で大変面白く読めた。
2010/03/13
non
「いま批評の場所はどこにあるのか」を読む。
2012/04/28
yoyogi kazuo
冒頭の有名なシンポジウム「いま批評の場所はどこにあるのか」だけが読みたくて図書館で借りる。若き東浩紀と鎌田哲哉のバチバチ感がすごい。柄谷は手を焼いたまま放置、浅田は一応呆れながらも面倒みる感じ。福田和也がなんとなくフォローに回っているのもなんだか。
2024/06/17
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