戦闘美少女の精神分析
戦闘美少女の精神分析 / 感想・レビュー
ころこ
アニメによく出てくる戦闘美少女とはいったい何なのだろうか、オタクたちの無意識と欲望を分析することで、それは彼ら自身にとって何を意味し、我々にとってどの様な社会的含意を含んでいるのかというのが本書の射程です。多くはオタク論ですが、戦闘美少女というセクシュアリティから視界を開いているというのは非常に先見的です。5章まではサクサク読めますが、6章は途端にページの進みが止まります。本書の全てがここに表現されています。ハイコンテクストな虚構の自立性を受け入れる日本的空間において、図像少女のリアリティを支える最も重要
2017/03/08
まあい
中盤流し読み。セクシュアリティの観点からオタクを分析するという枠組みは(特にこれだけ理論的な語りは)実は意外と珍しい気がする。精神分析については、事実への後付けという印象がぬぐえないが、現実の多層性を指摘している点は重要であり、また実感に即したものでもあるだろう。
2017/03/28
詩歌
オタクとマニアの違いは、ジャンルをクロスオーバーするか単一ジャンルに拘るか。進化した視覚と高性能レファレンス能力、欲しいな。米との比較も面白かった。
2014/04/19
いのふみ
あまりにその道に造詣がなさすぎて、細かいところは分からないのだが、美少女が闘うというのが、海外のアニメーションの「アマゾネス系」の女が闘うのと比較して、日本独特の現象なのだと初めて知った。
2019/08/31
POWER
5年ぶりに再読。中学生のときは意味不明だったが、今読むと意外にシンプルな主張だった。("理解"は簡単だったが、"納得"するかは別。)
2016/02/13
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