それを言ったらおしまいよ (F COMICS)
それを言ったらおしまいよ (F COMICS) / 感想・レビュー
エンブレムT
まさに「それを言ったらおしまいよ」ってな言葉でまとめられる、5つの物語を収録した短編集。リアルに描き上げられたマイノリティをはじめ、笑いに逃げない痛さが満載。あえて灰汁を取り除かなかった料理という感じで、後味悪くえぐみが残りました。近未来の人形師を描いた『私の永遠の恋人』はSFとしても秀作だと思うし、好きなタイプのブラックテイストなのですが、同じカラーの作品達の中では苦味の一つと化してしまい残念。いろんな意味で圧倒はされたけど、個人的に苦手なものが詰まっていた気がする1冊でした。
2011/11/04
文庫フリーク@灯れ松明の火
ケス河に指先だけ浸けてみる。金子みすず〔私と小鳥と鈴〕で〔はらへりなのニャ〕表題作はよしながさんスタンダード。SFな「私の永遠の恋人」がストーリーと絵的に好み。他の作品がシュールだったり、微妙な献身サイコだったりで統一感に乏しく、よしながふみさん読んだ気がしないなぁ、と感じてたらタイトルでまとまってた(笑)『それを言ったらおしまいよ』
2011/04/07
星落秋風五丈原
どれもジャンルが違う短編集。ある夫婦のエピソードが平凡そうで結構ぞっとする。
2005/11/05
exsoy
ショタのが暗い話ばかりでちょっと凹む…
2011/06/26
kagetrasama-aoi(葵・橘)
色々なパターンの五編が収録されています。「ある五月」なんとなく心に残るお話。どちらが悪いわけでもなく……。「ピアニスト」よしなが先生のストーリィテリングの才能が遺憾無く発揮されたお話。
2019/08/10
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