現代SF1500冊 回天編 1996~2005
現代SF1500冊 回天編 1996~2005 / 感想・レビュー
緋莢
1996年から『アニメージュ』に連載していた「ムヅかしい本を読むとねムくなる」(連載は4年ほど続いたそうですが 収録されているのは97年まで)と、1998年からの『本の雑誌』の「新刊めったくたガイド SF時評」を中心にまとめられた本。「ムヅかしい本を読むとねムくなる」は、アニメ誌だけあって、当時ブームだった「新世紀エヴァンゲリオン」をはじめ、アニメネタ多め、紹介する本も小野不由美『図南の翼』、森岡浩之『星界の紋章』など読者層に近いものもありますが(続く
2023/01/18
白義
SF冬の時代が終わり雪解けを越えて激烈な真夏となって、ライトノベルが最先端SFと交わりそれを支えていた時代。さらにハリポタ指輪物語効果でファンタジーが大隆盛し、奇想コレクションのような短編集も歴代屈指の豊作。極めつけにグレッグ・イーガン、テッド・チャンといった超級作家たちの登場を迎えた黄金の十年を大森望と一気に駆けることのできる超上質ガイド。これにエヴァへの熱狂ぶりや、なぜか官能ジュブナイルポルノのナポレオン文庫からアンチミステリーの変わり種を紹介したり速球、変化球ともに織り交ぜた渾身のブックガイドである
2018/01/31
あさひ
ここまで網羅すると気持ち良いですね。翻訳もしながら、読書もしているから信頼出来るし、オススメされると読んで見たくなるんだと思う。
2013/05/05
ろびん
イーガン一強って感じですね。
2020/07/15
Aminadab
乱闘編に続いて読了。堪能しました。とても便利な本。帯再録「『冬の時代』の長いトンネルを抜けるとそこはSFの夏だった!!『クズSF』論争の激震と『氷河期』の暗黒を経て、SFは復活した。〈Jコレクション〉〈奇想コレクション〉〈未来の文学〉の快進撃と、現代SFの最終兵器イーガンの登場。『エヴァンゲリオン』『星界の紋章』から、『ディアスポラ』『どんがらがん』まで。”この10年のSF”のすべてがわかる、新刊SF10000冊ブックガイド。」
2014/11/02
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