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真剣師 小池重明: “新宿の殺し屋”と呼ばれた将棋ギャンブラーの生涯

真剣師 小池重明: “新宿の殺し屋”と呼ばれた将棋ギャンブラーの生涯

真剣師 小池重明: “新宿の殺し屋”と呼ばれた将棋ギャンブラーの生涯

作家
団鬼六
出版社
イースト・プレス
発売日
1995-01-04
ISBN
9784872570434
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真剣師 小池重明: “新宿の殺し屋”と呼ばれた将棋ギャンブラーの生涯 / 感想・レビュー

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yamatoshiuruhashi

塩田武士「盤上のアルファ」「盤上に散る」と読友さんのレビューで読む気になった。「盤上の」で登場する「真剣師・林鋭生」はこの人のイメージが影響を与えているようだ。出自からしては大変なハンディを背負っているのだが、本人の語り口によるとどこかユーモアを含む。然しながらその人生は凄絶、放埓である。誰が悪いのかと言えば本人の自堕落さに帰結するしかないのだろうが。読みながら、棋士のプロとアマの違いが良くわからない。大会賞金を受け取るならプロではないのだろうか。ただ「博打の駒としての真剣師」としての在り方はわかった。

2021/01/28

ジャズクラ本

◎塩田武士「盤上のアルファ」で知った本。真剣師とは将棋のギャンブラーのことで、小池重明はプロアマ問わず無敵に近い勝率を誇った真剣師。ということになるが、この本の読み所はそれだけではない。恐るべきダメ人間なのである。人妻との駆け落ち歴3回。読売新聞は借金500万円と報じるが週刊現代には1500万円と書かれ、実のところ本人にもよく分かっていない逃亡生活。これを読んだ人は呆れるか嫌悪して顔をしかめるかその破天荒に酔いしれるかの何れかだろう。「馬っ鹿じゃないの!」と蔑みながらも多少の憧れを感じつつ。オススメです。

2020/06/02

こまっちゃん

実在の真剣師「小池重明」の実録。破滅型人格の彼は、唯一無二の将棋の才を持ちながら短い生涯を終えました。こんな人が家族に居たらゾッとするし、知り合いだったら嫌だけど、他人としてなら魅力的にすら思えてしまうのが不思議。

2020/10/30

はじめさん

https://bookmeter.com/events/9413 六月は団鬼六! 2022年 6/25(土)20:30-「真剣師・小池重明」を課題にリモート読書会を開催します!

おふねやぎっちらこ

こんな棋士が実在したのか、まさに破滅型の天才棋士で、団鬼六の筆力なのか物凄く魅力がある人物に感じた。何回も裏切られても憎めないのですね。

2018/11/20

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