暴走するインターネット: ネット社会に何が起きているか
暴走するインターネット: ネット社会に何が起きているか / 感想・レビュー
もっち
いままで読まなくて損してた。とても良い本です。ネット公共圏の議論がまだ生きていた頃、ネットに未来が見出せた頃の議論。また、社会システム理論の簡単な教科書としても
2016/04/19
マッピー
実はこれ、12年前に出版された本である。 こういう本は出版されたらすぐに読まないと、どんどん情報が古くなってしまう。 けれど、私は今読んでよかった。 12年前にこの本を読んでも、全然理解できなかったと思う。 今読んでも、100%理解できるかと言われると、もちろんできないけど。 一部は、インターネットの成り立ち。社会的な意味のインターネットについて書かれている。 二部は具体的に、出会い系サイトとオンラインショッピングを中心に。 三部がこの本の本筋であろう、インターネットとコミュニティについて。
2014/11/10
龍三平(ヨン・サンピョン)
コンピュータ、インターネットの成り立ちなど知識面で得るものが多い本だった。ただ2章以降は考察の手がかりは示してくれているが結論とはあまりにも遠いところで議論が終了されている印象を受け自分的には納得できる考えが得られなかったのでまた知識をつけてから再読したい。
2016/05/07
keepfine
後知恵的に批判するのもアレだけど。インターネットというアーキテクチャそのものだけでなく、それを介した「意味」や「コミュニケーション」の様式に着目・・・ってそんなの90年代に村井純が指摘しているような。あれこれ引用しまくって継ぎ接ぎした感じの本。ギデンズの再帰的近代とか引用する必要があるのだろうか・・・
2015/06/29
t-1484
今や関西学院大学社会学部准教授となった鈴木謙介の実質デビュー作。最近の書籍と比べると学問を徹底的にやっていた頃の書籍という印象が強く、社会学という武器を活用してインターネット分析を行っているので、社会学を理解していないと厳しいかも。個人的には第7章で論じられているネット上で変容していく「自分自身という領域」の部分が非常に面白いとカンジタと共に、このへんの議論はSNSなどが本格的に流行していく2011年にも引用、言及されるべき議論だと思った。
2010/12/26
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