カブールの本屋―アフガニスタンのある家族の物語
カブールの本屋―アフガニスタンのある家族の物語 / 感想・レビュー
ののまる
アフガニスタンでは一般的な家庭ではないけど(英語ができる、事業が成功している…など所謂「勝ち組」)、アフガニスタンの市井の人びとの暮らしや価値観などがよくわかる。
2018/05/20
tenso_h(堀川てんそ)
孤独と絶望の中に、どのようにして希望を見いだせば良いのだろう。あきらめてしまってはならない。時と場所を違えても、通底するのは希望を持ち続けること、向上心を失わないことが肝要だということ。そうは言っても、人はそんなに強くはいられない。まるで砂を噛んでいるようだ。それでも人々は良い方へ、遅々とながらも歩んでいると思いたい。・・なんだか寂しい。
2015/02/16
Ayaka
図書館でたまたま出会った一冊。ほんとに読んでよかった。自分の知らない世界は、ほんとにたくさんあるんだなって。
2013/08/27
鎌倉 幸子
アフガニスタンでは客人は豪華な客間に通される。でもそこの空間にいるのは家の主人と男性陣。女性は、家の奥の台所にいる。その壁一枚を隔てた先の世界にいる女性の生活を男性の客人は直接見ることは許されない。その壁の向こうの様子を伝えてくれる一冊。本屋さんのストーリーが中心かと思いきや本屋の家族の生活全般が書かれている。
2016/06/19
スー
アフガニスタン四冊目。今回はノルウェーの女性記者が首都カブールにある成功している本屋のスルタンとその家族を書いた本です。スルタンは開明的な考えを持っている人物で、アフガニスタン人では国を統一するのが難しいと考えていますが、自分の妹や子供達には古い考え方をしています。特に女性達の閉塞感は半端なく毎日、兄家族の為に朝早くから起きてご飯の支度をして洗濯掃除し、兄の息子から寄生虫と罵られる妹のライラが可哀想で仕方なかった。米軍の誤爆が情報提供者の敵を消すために嘘の情報を報告している事が原因だった事に驚いた。
2016/03/04
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