KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ブンブン堂のグレちゃん―大阪古本屋バイト日記

ブンブン堂のグレちゃん―大阪古本屋バイト日記

ブンブン堂のグレちゃん―大阪古本屋バイト日記

作家
グレゴリ青山
出版社
イースト・プレス
発売日
2007-05-17
ISBN
9784872577853
amazonで購入する

ブンブン堂のグレちゃん―大阪古本屋バイト日記 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

だーぼう

漫画でとても楽しく古本屋の世界を知ることができる。手に取るのがもっと早ければバイトしてたのにな。ブログに感想を書きました。

2013/05/08

ホークス

グレゴリ青山さんは京都出身らしく基本まったりで、微妙な含羞が有って好き。時代は1980年代半ばで雰囲気も懐かしい。フィクションも含んでいると思うが、古書好きの奇妙な生態と、業界の裏話は渋くて面白い。著者自身も古書の世界に引き寄せられ、デザイン学校では大正や戦前風の作品ばかり描いている(図版にびっくり)。おまけ漫画に出てくる内田百閒人形も感じが出ていて可愛い。本書は古書愛に溢れており、見返しは実際のお店の棚写真で思わず見入ってしまった。奥付には一瞬「古本?」と思わせる「初版 ¥1100」のウソ印も有り。

2017/04/16

シルク

脳がグレゴリ青山成分を必要とするときがある。定期的に欲しくなる……それが「グ」成分。禁断症状みたいなんをおさめる為、図書館で借りてきた。いやはや……脳大満足。そして、「『グ』さんのルーツはここにあったんだねぇ……」としみじみ思う。独特の着眼点やら、にじみ出る教養。一癖あるようなその、描線。どうも画家・グレゴリ青山のスタート地点は、18~20歳まで勤めた、古本屋バイトにあったらしい。大阪駅出た辺りだったか、「かっぱ横丁」って古書店街があったけど、あそこなのかな。古本屋さんでバイト……ええ、なぁ~! と羨む。

2018/09/19

ゆか

面白かった。自分の勤め先がお茶の水でした。たまに仕事が早く終わると、古本屋さんをのぞいていた時のことを懐かしく思い出しました。今は、読友さんたちの感想から本を探している毎日ですが、たくさんの背表紙の中から、選び取るという時間と手間をかけていた本との出会いも捨てがたいです。第三阿房列車 内田百閒読んでみようと思います。甲府の竹中英太郎記念館も興味深いです。生田耕作氏、存じ上げずすみません。フランス文学者の方なのですね。この方についても勉強します。

2014/01/21

みーなんきー

グレちゃんがアルバイトしていた大阪の古書店での、日常や古書店の良さがしみじみ伝わってくる作品。この方は面白エピソードの他きちんと調査をして物事を突き詰める頭の良さ、と誠実さがあるので、内容に深みがあるし、読み返した時に毎回新しい発見がある。レトロを追求し、2年間の美術学校の卒業を逃したが、主義を貫き今もその路線で、次々人気作品を輩出している。価値観にブレがない。読後、古書店巡りがしたくなった。この本のおかげでグレちゃんが旅好きになった原点と、彼女の絵の力を鍛えた2年間の学校の存在がわかった。

2016/10/01

感想・レビューをもっと見る