藤本壮介|原初的な未来の建築 (現代建築家コンセプト・シリーズ) (現代建築家コンセプト・シリーズ 1)
藤本壮介|原初的な未来の建築 (現代建築家コンセプト・シリーズ) (現代建築家コンセプト・シリーズ 1) / 感想・レビュー
デコボコ
安藤忠雄、隈研吾、伊東豊雄などが好きな人は、藤本壮介の作品にも興味をもてると思います(好きになるかは分かりませんが。 僕も、はじめはあまりいい印象をもっていませんでした)。 この題名が、脱構築などとは違った視点から未来の建築を目指す彼の哲学をよく表しています。複雑性や割り切れなさといったものを建築に持ち込もうとすると、建築は森や洞窟といった原初的なものに通ずるようです。 まあ、この本を実際に読んでみれば、それぞれの建造物の詳細はよくわからなくとも、その土台となる思想はしっかり伝わってくると思います。
2014/04/17
masshi
未来の建築とは、建築の原初的なはじまりを考えることから生まれる。建築と都市、建築と自然が溶け合うようにして関係し合っていく。ものから空間が生まれ、空間からものが生まれる。「建築家なしの建築」や「見えがくれする都市」で語られていたことが現代建築に落とし込まれたような内容で、ひとつひとつ実感を得ながら読み進めることができた。
2020/03/22
shady0004
前まで読んでいた本の内容が難しかっただけに、さらっと読めた。ひとつコメントするなら、ページが堅くてめくりづらかった。
2011/02/28
一郎
後半の藤森照信との対談がなかなか興味深かった。その対談を読まなければ前半の言わんとしていることが理解し辛い。
2009/12/05
たかぴ
建築ってそもそもなんなのか?みたいな問いかけを感じる。見ていると発想の枷が外れていくよう。
2015/04/19
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