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地域社会圏主義

地域社会圏主義

地域社会圏主義

作家
山本理顕
金子勝
平山 洋介
上野千鶴子
仲俊治
末光 弘和
松行 輝昌
鴨井 猛
大高 隆
北村 光隆
出版社
INAXo
発売日
2012-01-10
ISBN
9784872751734
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地域社会圏主義 / 感想・レビュー

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アメヲトコ

戦後の核家族を標準とした持家政策が現実と齟齬をきたしている現在に、新たな住まい方のモデルを提案した一冊。イエ空間をプライベートな寝間と外部の共有空間に開かれた見世に分けるというアイデアは町家のようで面白い。また金額のシミュレーションをして事業化の可能性を具体的に検討している点もいい。一方、描かれている空間像はお洒落というか意識高いというか、そうでもない人たちとの間の見えない壁をどう取り払うかが課題でしょうか。

2019/06/19

hixxxxki

プライバシーとセキュリティを原理とする一住宅一家族モデルから住む人の相互関係を原理とした地域社会圏モデルへという提案。5人程度で水まわりを共有し、30人程度で太陽光発電等を共有、150人で台所、風呂、発電機等共有、500人でコンビニ、介護育児スペース共有。建物自体は広場や体育館を備えた解放的なデザインで、人々はその中で得意を活かして地域に貢献することもできる。感想だが、現実味ないなあって感じ。左翼的な経済成長批判も痛い。ただ、現在の状況がいいとも思えないし、地域社会圏その可能性の中心を探っていきたい。

2014/02/15

shady0004

戦後日本の住宅政策のほころびが現前たる問題として横たわってることをいよいよ自覚しないといけないと感じた。「地域社会圏」については運営・経済・環境・施工などの面でひとつひとつシステムを見直し、実現可能なレベルでの提案が出来ていると思う。ただ、「見世」と「寝間」で構成される住居を全ての世代に汎用させようとしている点が気になった。現実の地平にそって内側から改変させていくというよりは、現実を外側から革新していくような案であるだけに、一般解ではなく特殊解として埋もれてしまうという懸念があるように思えた。

2012/12/28

takao

☆団地だからこそ極力シェア。これはいいと思う。

2017/06/26

asumi

 莫大なお金がかかると思うけど、ぜひ実現させてほしいな。検討することは山ほどあるし、私自身も展示や本だけでは「いいと思うけどそんなにうまくいくかぁ?」という漠然とした不安も感じる。でも、どれだけ考えても作って生活してみて見えてくるものもあると思うから、その間にも「一住宅=一家族」で管理コストの高いマンションが建っていくので、失敗の部分があってもいいから早めに作ってほしい。ほんのちょっとにしかならないけど寄付をしてもいいかな。  カタカナ語が多いし、文字が読みにくいレイアウトで読むのに骨が折れるのが難点。

2013/04/09

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