本当は知らなかった 日本のこと
本当は知らなかった 日本のこと / 感想・レビュー
阿部義彦
私の応援してるほぼひとり出版社であるミシマ社の本です。かなり初期の頃の出版とみえてまだあの人の顔のミシマのロゴマークはついておりません。でもミシマ社らしいアプローチで鳥越俊太郎さんが先生、しりあがりさんが生徒となり、日本の問題を歴史的に考察しています。2006年の発行です。何よりも団塊の世代と今の少子化問題はつながっていることがはっきりと解りますし、郵政民営化に関しても厳しい見方をしています。田中真紀子さんが小泉さんを評して言った言葉は今になると、あれでかなり的を射ていたなあと感心してしまいます。
2016/08/06
つんたお
鳥越氏の語る日本と世界の関係論は、視点が新鮮で、なるほどと思わされることが多かった。 しりあがり寿氏寄稿の漫画もシュールで心に残る。 自分の歴史に対する無知も実感。 読後、パレスチナ問題や沖縄問題について、もっと調べてみたくなった。
2014/07/18
かのこ
終戦、安保、高度経済成長、核家族化、少年犯罪、宗教、国際紛争、差別問題。現代史を読み解けば、全てはつながってる。読んで納得、できればリアルタイムで読みたかった。
2015/03/06
mrcsss
自分の歴史観の欠如を認識した。日米関係の異常さ、対中の姿勢など多々無知であった。論に少し飛躍がみられて「?」な部分はあったけれど、とても読みやすかった。軍産複合体がある限り戦争はなくならないのかと思うと恐ろしい。
2012/10/08
メルセ・ひすい
8-19 赤79 やさしく・分かりやすい解説! 少子高齢化・グローバル化とは・ロハスと田中角栄・・・・現代社会の諸問題はどこに端を発しているか?を文章とマンガで読み解く。画期的コラボレーシヨン。 日本は「美しい国」か、スバラシイ国か。2007年問題と安保、治安悪化とプラザ合意、少子高齢社会と大阪万博…。鳥越氏が語り、しりあがり氏が描く「これまでの日本」と「これからの日本」。
2007/02/06
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