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苔とあるく

苔とあるく

苔とあるく

作家
田中 美穂
浅生ハルミン
伊沢 正名
出版社
WAVE出版
発売日
2007-10-12
ISBN
9784872903201
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苔とあるく / 感想・レビュー

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♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

以前『女子の古本屋』に登場した蟲文庫店主の田中さんの著書。観察から採取、研究、実用など、様々な視点からコケを解説。特に実用の章のコケの増やし方やミズゴケの天ぷらは興味深い。また、苔が登場する文学作品にも触れられている。宮沢賢治の『ありときのこ』や尾崎翠の『第七官界彷徨』、武田泰淳『ひかりごけ』など読んでみたい。

2019/11/16

Tonex

著者のコケ愛がつまった一冊。「図書館の前のギンゴケのみなさん」「ナガヒツジゴケさん」などコケにさん付けしているのを読んで、この人は本物だと思った。ついには顕微鏡でコケの細胞を覗いて「もしもこの細胞の海のなかに入ってみることができたら、いったいどれだけ気持ちがよいだろう」と妄想する。▼88頁に「苔文学」と題されたコラムあり。宮澤賢治『ありときのこ(朝についての童話的構図)』、尾崎翠『第七官界彷徨』、武田泰淳『ひかりごけ』、尾崎一雄の随筆『苔』、永瀬清子の詩『苔について』を紹介。

2016/03/24

UK

子供向けの理科系雑誌みたい。これ、いい意味です。身近なコケがなんか楽しく親しみが湧いてくる。ふうん、ちょっと食べてみてもいいかもしれない。こういう本にのんびりあれこれ目を通せるような生活、あるいは心根がいいよなあ、と感じているのかもね。

2017/07/28

美葉

苔って魅力的。どこにでも生えてるイメージだけど、そういえば普段じっくり見たことないな。身近に生えている苔を探してみたくなった。 苔のてんぷら、ちょっと食べてみたいかも。

2020/09/13

Gotoran

読メで眼にした「わたしの小さな古本屋」を読みたくも、図書館にはなく、代わりに本書を。苔に魅せられた蟲文庫店主が、苔好きが高じて執筆した苔尽くし本。苔の探索、観察研究、採集、標本の作製法、分類保存法、苔仲間の増やし方等をエッセイ風の優しい文章と美しい写真で案内してくれる。“好きこそ物の上手なれ”を地でいく、ここまでくれば、完全に素人の域を超えている。また、本屋さんらしく、苔に纏わる本の紹介(特に、尾崎翠「第七官界彷徨」に興味抱く)もあり、非常に興味深く読ませて頂いた。決して派手さはないが、自分を信じて自分↓

2012/04/25

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