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人間椅子

人間椅子

人間椅子

作家
江戸川乱歩
ヤン・シュヴァンクマイエル
出版社
エスクアイア マガジン ジャパン
発売日
2007-08-28
ISBN
9784872951110
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人間椅子 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

文章にすると想像し辛い感覚とは触感だと、この小説や『盲獣』に出会うまで私は思っていた。しかし、この小説は椅子の中に潜む醜男が感じた触感を読者も追体験せざるを得ないのだ。こんなにも心臓の動きに合わせて呼吸する身体と体温の熱さ、骨に沿って付く肉の柔らかさや筋肉のしなやかさなどを椅子に座んで読むという「外の身」からも共に感じられる小説は果たしてあっただろうか!身体中を撫で回されるようなおぞましい感覚からいきなり、高い塔から宙ぶらりんにされたようなラストも未だにインパクトを残す。

2015/04/22

Greatzebra

話自体はすでに読んでいたが、ヴィレヴァンでこのヤン・シュヴァンクマイエル画という版を見つけて早速購入。初版本だった。この短い話でこの厚さ、なぜ?と思ったら、最後の27枚(ページではない)はパラパラマンガのようになっていた。これはこれで素晴らしい。家宝にしよう。

2016/11/13

サナトリウムにて。乱歩の原作は何度も読んだので、シュヴァンクマイエルの絵を中心にぱらぱら読みました。ちょっと不安になるような絵がぴったりです。後ろ半分くらいはぱらぱら絵でした。好きな空気です。

2019/04/07

草食系

タイトルの不思議さから手に取りましたが、想像以上に奇妙で面白かった。醜い容貌を持つ崇拝者から罪の告白を受ける、麗しいご婦人。徐々に不穏になっていく、嘆きの境遇と彼の持つ一縷の望み。孤独な変人の狂おしい程の要望。変人の美学。最後はどうなったんだろう。真実はわからないけれど、彼女の心に気味の悪い刻印は残ってしまった。挿絵入りの本書は雰囲気を盛り上げるけれど、早い段階でネタバレになっているのにはがっくり。

2013/12/24

Dai(ダイ)

瞬間速読というアプリで読んでみた。約12分程で読んだけど、なかなか良い。アプリが良いのか作品がよいのかよくわからんけど。

2017/03/27

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