パディ・クラークハハハ
パディ・クラークハハハ / 感想・レビュー
きりぱい
この間読んだ『ストーン・ダイアリー』がブッカー賞最終候補止まりで(とはいえ後年ピュリッツア賞をとっているのだけど)、じゃあ受賞した作品はどれだけ面白いんだ?と読んでみたのがこれ。ダブリン近郊に暮らすパディ10歳。いたずらや乱暴ばかりして下ネタではしゃぐ毎日。時々は家族のことで心を痛めたりするけど、大半は、男子ってやーね!と女子がガキ扱いするようなテンションが続く。残酷さと傷つきやすさを併せ持つ少年の描写に、たくましく育てよーと言いたくはなるのだけど、うーん、こっちが獲ったんだ・・と好みではねえ。
2011/05/27
サトシ
楽しいこと、嫌なこと、変なこと、バカなことがいっぱいだ。そこから何かを感じ、時々悩む。でも立ち止まってる時間なんかない。子供にしか得ることができないスピード感溢れる、パディ君の物語。アイルランド版ハックルベリーフィンは言い過ぎだろうか?将来、マーク・レントンやベグビーにはならいでほしいな。
2014/11/26
かなりん
10歳の少年の日常生活が、少年の視点で語られる。学校の嫌な先生、友達との遊びやいたずら、家族とのたわいのないやり取り。大きなストーリーはあまりない。ときに、10歳の少年が発したと思えない言葉も出てくる。翻訳のせいか? ちょっと「キャッチャーインザライ」に似ている一冊。
2019/07/29
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