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京都の中華

京都の中華

京都の中華

作家
姜尚美
出版社
京阪神Lマガジン
発売日
2012-05-14
ISBN
9784874353837
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京都の中華 / 感想・レビュー

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アキ

京都の中華の味はやさしい。にんにくも香辛料も使っていない料理が多いからか。京都で働く人は接客業が多く、においは禁物。芸妓さん、舞妓さん、ホステスさんの同伴では、その後に会うお客さんに、前のお客さんのにおいを感じさせるのはタブーというエピソードからして京都らしい。お店屋さんも限られた昼休みにさっと食べられるものが好まれる事情もある。2012年発行なので閉店したお店もちらほらあるが、芙蓉園「鳳凰蛋」や盛華亭「ごま入り水餃子」、糸仙「すぶた」、翠雲苑「九条葱と蒸し鶏の汁麺」、京都の卓袱うどんなど今度行ってみよう

2022/05/28

としちゃん

京都中華と言うジャンルがある。ニンニク、油、香辛料控えめのあっさり中華料理。お座敷ににおいを持ち込むのを嫌った祇園を中心にでき上がり、鳳舞系と言われる広東料理と、盛京系と言われる北京料理の二大系譜に分かれる。それをお店ごとに丁寧なインタビューと取材、料理写真で紹介した一冊。京都で子供の頃から食べ慣れた中華の味が、東京や横浜とは違っている理由がわかった。読み応え見応え充分。京都人にお馴染みのハマムラは全国チェーンじゃないのね。京都の、あのあっさりした中華料理が無性に食べたくなること必定。

2016/06/06

tetsubun1000mg

平松洋子さんと共著「遺したい味 わたしの東京、わたしの京都」で京都についての紹介文が印象に残っていた。 京都で生まれ立命館を卒業して食のライターを経て書いた「あんこの本」が好評となり「京都の中華」が2冊目の出版。 出版元が、関西飲食情報に定評のある「京阪神エルマガ社」なので店の歴史、店主とのインタビューそして文章も大変レベルが高いと感じた。 京都には旅行で行く程度なので「京都の中華」と言っても味の濃いラーメン位しか記憶にない。 筆者が店主と気持ちよく話をしている様子が浮かんでくる文章と店主の笑顔がいい。

2021/10/10

ゆうこ

行ってみたい店ばかり。「鳳舞」について熱く語られているのがうれしかった。懐かしい店。なくなって残念。

2017/01/21

yumiha

京都の中華ってジャンル?があるのは知らんかった。祇園などの客が濃い味やにんにくを避けたがるところがミソなのねん。ちゅうことで紹介されている店のひとつ、ハマムラへGO!純粋培養の京都人の同居人、「俺好みの味」と申したのが、春巻き。小麦粉プラス卵の皮で、たっぷりたけのこが入っておりました。他にも行ってみたい、もとい食べてみたい味が満載。あ~あ、結局やせられない運命なのよね…(T_T)

2012/11/26

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