増補・改訂版 さらば、哀しみのドラッグ
増補・改訂版 さらば、哀しみのドラッグ / 感想・レビュー
キムチ
内容は非常に厳しい現実と警告を綴っているにも拘らず、終始「ですます調」抑えた感情で筆者が切々と語っている。3回目の増補である。1回目を読んだ時と感想は変わらないものの、時代は一向に進歩していないどころか、地中に根を生やし、ヤクは「普通の人」を侵食続けている。そこを憂えての増補という事だ。とても読み易く、あっという間に終えるので中高生の子供に薦めることが出来ればと思う。もっともよほどでないとこういった類の本を親が薦めても傍らにぽいっと思うが。体得してはならぬのがヤク、自分で手に取って読んで欲しい。
2014/11/06
Shun
元教師なのにここまで薬物に詳しいのは、相当な経験があるからなのだろう。見た目では分からなくても脳など中枢神経を確実に蝕み、回復はできない点が非常に恐ろしい。 誘惑を絶つ言葉は「薬物乱用者に未来はない。」だと思った。 高校1、2年の時の担任に似てて、親近感が湧く人でもある。苦笑
2017/09/24
りんご
この先生の講演、聞かされたのよね。割と面白かったけれど、何処か胡散臭さが拭えないのはなんでだろう。ちょっと自分に酔ってるし、たぶん都合の悪いところを随分はしょってる。それでも救われる人は大勢いるんだろう。
2018/09/08
よっちさん
ドラックによる人間崩壊、はたまた家族にまで弊害が生じる事。興味本位の一回だけが破綻を起こす事が分かった。想像以上に恐ろし事を学んだ。
2015/08/26
ひあひあ
暴力団は、禁断症状が出にくく、脳や神経系に対する害が少なく、できる限り長く使うことのできるドラッグを密売の中心とします。(p138) なるほどなぁ
2019/09/05
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