文字の霊力 (杉浦康平 デザインの言葉)
文字の霊力 (杉浦康平 デザインの言葉) / 感想・レビュー
保山ひャン
文字をめぐる松岡正剛との対談に続き、気の流れ、身体の動きが生み出す線、饕餮文(とうてつもん)やナムチュウワンデン(金剛十字)などにみる複合文字、井田法や古代宇宙観につながる漢字の方形性、印章、亞字、壽字、そして「土星紀」に掲載された木の音、魚口、摩竭魚、山文字、手文字、「明」、壽文字など、文字、漢字について縦横に語る。漢字の可能性に目が開かれる思いがした。300ページ。
2015/12/22
悪者みきこ
とても興味深い
2015/07/06
の
文字文化に焦点を当てた論考集。特に東洋文化の精神構造の基となった「漢字」をデザイナーの視点で捉え、宇宙観や身体論を展開していく。機械的な西洋のアルファベットと異なり、文字自体に意味を込める漢字文化圏では、文字の画数を多くすることで森羅万象のざわめきを表わす。
2015/02/04
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