方法の実験 (全集 現代文学の発見 第2巻)
方法の実験 (全集 現代文学の発見 第2巻) / 感想・レビュー
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
シリーズ全部16巻+別巻。大正末~昭和初期にかけて、大量に西洋文学が入り、新しい文学とは何かという方法に悪銭苦闘した作品を集めた。事柄を書くことから人間の内面を書くことにシフトし、夢うつつといった幻想的な作品も多々。SF的あらすじの突飛さ、展開の早さが人気の現代では、時間の経過が遅く描写が精密すぎて退屈するものもあった。しかし 、作者それぞれ内面、特に疎外感や孤独、一喜一憂、そして静かに見てしまった「向側の世界」をこれ以上ないぐらい精密に書いており、悟りを得た禅僧の話より面白い…かもしれないと思った。
2022/07/12
もっさん
伊藤整著『幽鬼の街』のみ読了。久々に故郷の北海道に帰ってきた主人公。しかし、彼はそこで死んだはずの人間と遭遇したり、訳の解らない現象に巻き込まれてしまう。面白かった。主人公自身も幽鬼なのかな
2011/07/28
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