孤独のたたかい (全集 現代文学の発見 別巻)
孤独のたたかい (全集 現代文学の発見 別巻) / 感想・レビュー
袖崎いたる
竹内勝太郎のみ読む。ちょっとこの人すごいな。詩を書く身としては私淑したい。詩とともに詩論も載せているんだけど、萩原朔太郎の『詩の原理』とも確かに・幽かに通じている気配がある。ぜひ二つを突き合わせてみたい。最果タヒの展示オフィシャルブック?で千葉雅也は詩は造形芸術だと書いていたけど、竹内もそれを書いてる。かと思いきや同時に音楽のような時間芸術だとも言う。このときに小説は時間ではなく空間に追いやられることには批判的な視点を持ちたくはあるけど。余談、三島由紀夫が美的であるより美学的であれと語ったのも浮かんだよ。
2021/03/10
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