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自然現象と心の構造: 非因果的連関の原理

自然現象と心の構造: 非因果的連関の原理

自然現象と心の構造: 非因果的連関の原理

作家
カール・グスタフ・ユング
W.パウリ
河合隼雄
出版社
海鳴社
発売日
1976-01-01
ISBN
9784875250616
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自然現象と心の構造: 非因果的連関の原理 / 感想・レビュー

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roughfractus02

ユングは超常現象を語る患者や自身の体験から、因果性と客観的時空で把握不能な事例を統計から説明する。「共時性」(非因果性)は、客観現象と主観現象の一致(望んだことが起こる)、空間を超えた今の一致(スウェーデンボルグの千里眼)、空間を超えた今と未来の一致(予言)の3種に分けられる。この概念は当事者に意味ある「偶然の一致」を含むので単なる事象の同時生起ではない。地球を生き物と捉えたケプラーに関する後半のパウリの論を読むと、共時性は個の中に全体を包摂する高次元に思える。本書では意識の時空の生成と構造が議論される。

2021/05/25

tekesuta

観測者に左右される客観的世界と、普遍的な法則があるようにみえる主観的世界。なんだかややこしい。ケプラーの言ってる世界観がさっぱりわからんけど、あれから客観的な法則が発見されたのだからと思うと感無量。

2013/05/28

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