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弱さの研究―弱さで読み解くコロナの時代―

弱さの研究―弱さで読み解くコロナの時代―

弱さの研究―弱さで読み解くコロナの時代―

作家
向谷地生良
高橋源一郎
辻信一
糸川 昌成
向谷地 宣明
東 由希子
出版社
くんぷる
発売日
2020-11-16
ISBN
9784875510512
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弱さの研究―弱さで読み解くコロナの時代― / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

コロナ禍でのトークライブ「弱さの力」高橋源一郎×向谷地生良。司会:辻信一。対談「心の病を考える」糸川昌成×向谷地生良などを収録。べてるの家の情報誌『ベテルモンド』連載を編集したもの。【重症「べてるウィルス感染者」の、深刻な症状】<「諦め(明らかに認める)上手」になり、問題を解決するよりも「問題の熟成」を待つことが可能(熟成期間は年単位)になり、「前向きな無力さ」が身につくようになることです。さらには、どんどん「いい加減」になってくるのと、一番大事なことは「“生きがい”が無くても、生きられる」ことです>。⇒

2022/10/27

おたま

『べてるの家の「非」援助論』を読んで、そこに紹介されていた浦河べてるの家の取り組みに圧倒された。そこで、べてるの家のことをより知りたいと思い読んでみた。この本では、べてるの家で実践されていることの背景にある思想的な面がクローズアップされている。特にべてるの家では「弱さ」や「病気になること」が重視されている。「病気になってホッとする」ことが、ここでは重要なのだ。そして、むしろ我々健常者の置かれている競争社会や自己責任、あるいは前向きな自己肯定感の蔓延の方が、十分に病気なのだという視点を獲得できる。

2023/02/17

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

ユートピア「べてる」本。高橋源一郎の異質さが際立った。真に弱いものに寄り添う現場の方々と比べたら、わかったような口をきいてる感が滲み出る。弱さとは自分だけ泥を かぶらないとこで見ているだけでは決して理解できないものなのかも。これは決して高橋氏をdisっているのではなく、高橋氏は高橋氏の発信というお仕事をそれは真摯になさっている。でも。現場の方の逆にしなやかなことよ。

2021/02/21

jackbdc

読んで良かった。向谷地氏や当事者たちの言葉は無駄がなく力を感じる。一方で、大学教授らの発言は軽く感じてどうも面白くない。タイトルの”弱さ”とか”コロナ”とかの言葉の選び方にも違和感あり。この理由を上手く説明する事は難しい。強いて言えば、難しい問題はそのまま保留して欲しいという感情か?少なくても実体験を伴わない説明を加える事に対する拒否反応の類なのだろうか?偏見かもしれないのだけれども。印象に残った点3つ、1.アイヌ:浦河との深い関係。2.向谷地氏の若い頃:葛藤が興味深い。3.幻聴:”さん”付けする理由。

2021/11/21

Koji Takahashi

《べてるの三密》 密な相談~とにかく相談し合う 密な繋がり~孤立を防ぐ 密な確認~自分で判断せずに、確認し合う べてるの圧倒的な強みは「助けて」が言えることではないか。「助けて」を受け止めるスタッフ、当事者である仲間、そしてドクターがいることで「相談」できる環境なのだろう。

2021/05/25

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