「ちいさい隅」の四季: 大佛次郎のエッセ-
「ちいさい隅」の四季: 大佛次郎のエッセ- / 感想・レビュー
たびねこ
真珠、羽二重、絹、象牙細工、銀器、古美術品、浮世画など土産物品を商う店が並ぶ、ショーウインドーにほこり一つない美しい街。新開地だった100年以上昔の横浜を精緻に描いている稀少のエッセイ。ふだん何気なく行き来している現代の弁天通り、馬車道、日本大通を見る目が変わる。
2016/07/16
のせなーだ
こんなエッセイ集なら、いつまでも読み続けたい。半世紀以上前の作品だが、違和感がなく、気持ちが伝わる。特に気に入ったのは--”日向ぼっこ”の放心の味。--”無用のこと” 空の青さ、白い雲、星座の輝きに目をおとめなさい。 図書館のような大人からの言葉たちに引き込まれて行く世界。
2019/06/25
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