救世主の野望: オウム真理教を追って
救世主の野望: オウム真理教を追って / 感想・レビュー
yokmin
91年3月出版。地下鉄サリン事件は4年後の95年3月。「オウム真理教には輝かしい未来はない」(P-246)とあるが、まさかあのような極悪非道の犯罪を犯すことまでは、想像していなかったようだ。
2013/02/18
e r i .
サリン事件が起こる前に出された書。
2017/04/20
alison
91年の本のため、渦中に発行されたんだな。「人を不幸にする『信教の自由』は許されない」と断じた坂本弁護士とその一家が行方不明になったことから記録が始まる。信者にはいつでも現世に戻れるという甘えがあるものの、戻ったとて家族の断絶は埋まらない、というところが歯がゆい。
2022/08/02
あかつき号
オウム真理教が世間を騒がせ始めてから、まっくろい髭に覆われた男と他に数人の男からのがれて逃げるのだが、追いつめられてしまう、という悪夢を私はよくみた。心理も何もなく、とにかく怖かった。 ようやく、オウムについて考えようと手に取った一冊。刊行年より20年余。坂本弁護士一家は最悪の結果を迎え、さらなる事件も起こった。さらに様々なことがあり、世間一般にはもはや風化しつつあるオウム真理教。信者となった若者たちはオウム真理教に恋してしまった、と著者は語るが、その恋も長くは続かなかったようだ。
2013/11/30
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