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老人介護とエロス: 子育てとケアを通底するもの

老人介護とエロス: 子育てとケアを通底するもの

老人介護とエロス: 子育てとケアを通底するもの

作家
三好 春樹
芹沢俊介
出版社
雲母書房
発売日
2003-03-01
ISBN
9784876721344
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老人介護とエロス: 子育てとケアを通底するもの / 感想・レビュー

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Koji Takahashi

【生から死へ】 土台にあるのは 『ある』(自ら動かないbeing) その上に 『いる』(自ら動くbeing) さらにその上に 『する』(doing) 人生の長い期間で『する』ことを求め求められ生きていく。 勉強や仕事をする、 父親や母親としての役割、 社会への貢献、 老いて『する』ができなくなり、 『いる』ことで知識や経験を伝える。 『いる』すらできなくなり 『ある』という状態になる。 まるで「生き仏」のようである。

2018/07/22

okatake

老人と子どもへの関わりの中に通底しているものを探っている。芹沢の「ある」ことと「する」ことについての考え方に共感できた。「する」ことに価値を求めて、強要されてきた私たちは「ある」ことの重要さを忘れている。「ある」ことを基盤にして「する」ことが成り立つ。「ある」ことが保障されずに「する」ことばかりを強要されるとどのようになるか。子育てを通じての論考が腑に落ちました。「する」から「ある」へと再シフトしてくるのが老人の問題。介護とは老人の「ある」を作ること。介護とは介護力ではなく介護関係であることはキーワード。

2016/12/30

suechiyan74

三好春樹さんは介護のエキスパート、芹沢俊介さんは、家庭と子供についてのエキスパート。老人がボケていく過程と幼少期から少年になるまでの過程に、互いに逆説的ながら共通点がある。読んで意義のある本だった。

2015/07/07

きるきる

そんな題名にしないでください。 「子どもをもった女というのは、誰とも比べられるもののない存在である」平等とか、そういう世界ではない<聖なる存在>という、クリステヴァの言葉を引用している。

2010/02/27

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