やなせメルヘン名作集 復刻版
やなせメルヘン名作集 復刻版 / 感想・レビュー
新田新一
やなせたかしが『食生活』に連載した1200字の物語集。作者の絵も収録されています。斬新なアイデアに基づいた、叙情的で優しい物語ばかりで、『アンパンマン』の生み親は、優れたストーリーテラーであることが分かります。やなせたかしは人間の中にある善性を信じる人です。そのことはここに収められた物語を読むと、よく分かります。「水仙の勲章」が好きです。貧乏のまま生きてきた童話作家。彼は人生の終わりに、受勲されます。でも、それよりもはるかに素晴らしいことが、彼を待ち受けていました……。
2023/08/13
マツユキ
『アンパンマン』のやなせたかしさんのショートショートを読みたくて、借りてきました。 原稿用紙三枚、1973年から36年、『食生活』という雑誌に連載された作品から、初期の名作20編を収録。 おたまじゃくしのおじいさんに、きゅうりの電話、シグレ博士…。 満たされるのか、満たされないのか、不可解の心を抱いて、生きているのね。絵もまた味わいがあって、素敵な作品でした。
2020/04/12
ヒラP@ehon.gohon
あっという間に読み終えてしまうショートストーリーたちですが、あっという間に読み終えてしまってはもったいないほど、それぞれの短編が味わいに溢れていました。 とても軽いお話ばかりですが、心も軽くなりました。 不思議な空間をに入り込んだ自分がいて、不思議でも何でもない気持ちになりました。 やなせさんのマジックは、人の心を再生させるようです。
2014/05/25
きみどり
絵が懐かしい。アサネボーにハートを摑まれました。あと、サボテンの花、名優、七転八起。やなせさん、優しくて大好きです。
2014/11/26
tsuyoshi555
シドロ&モドロ「逢うと、いつでもシドロ・モドロになってしまう。ちっともうまくいかない。しかし、では逢わないでいられるかといえば、どうしても逢わずにはいられない。」面と向かうと、つい、言いたいことが言えなくなるんだよね〜。@sun
2016/02/07
感想・レビューをもっと見る