流星と真夏のクリスマス/桜並木袋小路 (GUSH COMIC BUNKO)
流星と真夏のクリスマス/桜並木袋小路 (GUSH COMIC BUNKO) / 感想・レビュー
tatsuki
藤たまきさんの初期短編集。私のBLの入口の一つでもあります。それこそ“流星”群が頭の中が目一杯入り込んできて、熱いのか冷たいのか分からない星々に心翻弄されまくりで、何の言葉も尽くせなくなります。でも、今読み返すと坂田靖子さん風味な(もっと繊細なんですが)モノローグを感じました。私にとってセンシティブなBLと言えばやはり藤たまきさん。
2011/06/28
シンクウ
初期短編作品集。故に絵は古いが別に気にならなかった。内容は主にファンタジーや学生モノ。しかし「やはり」と言うか何と言うか、どの物語もセンシティブ(これぞ藤たまき節!)。モノローグが詩的で素敵すぎるぅ!のは初期からだったのね…。改めて、心理の汲み取り方が上手い(優しい)作家さんなのだと実感。面白かった。
2010/03/01
せ〜ちゃん
★★★★
2012/09/30
ごま
15の初期短編集。あとがきに『当時の熱意や素直であけっぴろげに漫画を描いていた気持ちを思い出せた。全部の事が原点』とあります。短いながら心の動き、人との関わりが随所に。ファンタジーあり、擬人化あり、普通の高校生あり。どの舞台にしろ、キラキラしていました。
2011/07/06
奈良
これが連載、もしくは単行本になった時は私は小学校にすら上がっていないのですが、この素晴らしい漫画たちをリアルタイムで読みたかった……最近90年代に思春期を迎えていたかったとよく思います。ごく短いお話の、レーベルタウンと11月のペイルペーゼが好きです。私は短篇がどちらかというと苦手なのですが、藤さんの非常に短いお話はきっぱりとしたそしてその中にも流れるような美しさがあると思います。藤さんの漫画の原点に触れられて良かったです。
2014/02/06
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